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2025/4.05 話そう!今日のありがとう/連合会の日ブログ記事

  • 執筆者の写真: konkomienet
    konkomienet
  • 2月4日
  • 読了時間: 2分

心が元気で明るい母

阿漕教会 落合ちか子

 

 私の母は、2年前、95歳の誕生日を目前に転倒して、大腿骨を骨折しました。手術をし、辛いリハビリを頑張り、42日目に元気に退院し、ほぼ通常の生活に戻りました。

 この1月29日、97歳になって1週間後に、また転倒し、背骨を骨折しました。手術をし、21日目に退院しましたが、2年前の退院の時とは違い、母の顔には笑顔がまったくなく、不安の表情しかありませんでした。

 入院中、誤嚥性肺炎でずっと熱が続いて、ほとんどリハビリができず、一人で立つことも歩くこともできない。車いすに座っているのも辛い、もっとリハビリをしてから退院したかったと、泣きそうな声で言いました。

 家に帰っても、一人でトイレに行くこともできません。全盲でお世話をかけることが一番辛いと、日頃から言っている母は、兄や義嫁にお世話をかけることが申し訳なくて辛くてしかたないのです。そこにはいつも前向きで明るい母はいませんでした。よほどの痛みに耐えているのか、このまま逝けたらいいのにと口にするほどでした。

 その日のうちに、ケアマネージャーさんにお願いして、デイサービスに通っている施設に、緊急処置としてショートステイをさせて頂きました。面会が許可されていないので、その後の母の様子はわかりません。日頃から母のことをお届けしている親先生にお願いし、神様におすがりする毎日でした。

 命のことは、神様の領域です。私にはどうすることもできません。しかし、今の後ろ向きな母のままで逝っては欲しくない。逝く時は、せめて、今までのような前向きな明るい母でいて欲しいと心から願いました。

 10日後、リハビリができる施設に変わりました。10日ぶりに会う母は体も心も少し元気になって、笑顔が戻っていました。リハビリも頑張ると言ってくれました。以前の前向きな明るい母に戻らせていただきました。嬉しくて嬉しくて神様に御礼申し上げました。

 退院して20日目、整形外科への通院の時には、一人で車いすから降り、自動車へ乗り込めました。今は、家に帰ることを目標に、リハビリを頑張ってくれています。

 いつもお守りくださっている神様、いつもお祈り添えくださる親先生、いつも一緒に動いてくれる兄、いつも一緒にお世話をしてくれる義姉、いつも快く実家に行かせてくれ、ご祈念してくれている主人。そして、心が元気で前向きに頑張ってくれている母。

今日もありがとうございます。








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