2024/08.05 話そう！今日のありがとう/連合会の日ブログ記事

「ありがとう」を綴る日記 名張教会　近藤佐枝子

　私は数十年前「ありがとう」と思うことだけを書く日記をつけていました。ネガティブな事などは一切書かず、「ありがとう」ばかりでうめつくされる日記です。きっかけはふと見かけた「日記にはありがとうと思ったことだけ書けばいい」といった雑誌の中の一節でした。確か「人間関係を円滑にする方法」だったかそんな特集の中にあったかと思います。特にそんな悩みがあったわけでもないのですが、ふと目について、ふといいなぁと思って、なんとなく始めてみたといった感じだったと思います。それまでメモ程度で、しかも日記といえないほど飛び飛びで書いていたものをやめて、「ありがとう」の日記をつけることにしました。

　最初は日々のお礼メインで書いていたのですが、段々と他にも書けることがないかと思い始め、「ありがとう」を探すようになっていました。そうなってくると「ありがとう」を探すのが楽しくなり、色々なことを「ありがとう」と置き換えて書く様になりました。思えばそれが、様々なことを「ありがとう」と思いかえする稽古になったのではないかと思うのです。

　この日記が教会の御用や子育てをさせていただくことに大きな助けになってくれました。どんな表現がしっくりくるのかわかりませんが、自分にこの日記の書き方がぴったりとはまったといった感じでしょうか。何か心配な事があったとしても、まず「ありがとう」と書くことで和らげていただいていると実感しています。「ふと思うが神心」と言われますが、こういう日記の書き方に、ふとしたきっかけで出会わせていただいたことに本当に感謝しています。

　今は時間等の関係でがっつりと書くことはやめていますが、不平や不足がでそうな場面限定でスマホの日記アプリに書いています。まず「ありがとう」と心に留める稽古はずっと続けていきたいと思います。