2023/12.05 話そう!今日のありがとう/連合会の日ブログ記事
金光教伊勢教会/髙阪 舞
私は今年、30歳になりました。
私が生まれた時の両親の年齢を超えた今、より一層両親のありがたさとすごさを感じました。
今年は、
「30年間も私のお父さんをしてくれてありがとう」
「30年間も私のお母さんをしてくれてありがとう」
という想いが心の底から湧いてきたので、両親にそう伝えました。
昨年、今年と続けて祖父母を亡くしました。当初は別れの悲しみばかりに目が向いていましたが、人生の30年近い年月を祖父祖母の立場で私を受け止め、祈り続けてくれていたのだと思うと、「ありがとう」と感謝の思いで向き合えるようになれました。私が誕生する前から、1日1日、途方に暮れるほど計り知れない深い祈りと、願いをかけ続けてくれていたのでしょう。ある時、みたま様が喜んでくださるお祀りの仕方とは何だろうと悩んでお結界に行くと、金光様から「このお道は、いのちの元を大切にするお道です。天地金乃神様もご先祖さまも、あなたのいのちの元です。形は関係ありません。いのちの元を大切にしてください」とお言葉を頂きました。そう思うと、私のまわりは「いのちの元」だらけです。家族だけでなく、たくさんの人やもののお世話になっています。「いのちの元」のおかげで私がある。その感謝をもって、30代を過ごしていきたいです。
私は令和4年に金光教教師の補命を頂き、現在はご本部でのご用を頂いていますが、私が生まれた当初、本部教庁でご用をしていた祖父と、遠く離れた伊勢教会から祖父を支えていた祖母の姿をよく思い出します。祖父に手を引かれ、祖母に背中を押してもらいながら、祖父母が求めていた信心のあしあとを辿っていきたいです。

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